「探検と冒険は全く違うんです」そう語るのは、探検家 髙橋大輔さん。探検は、何かを探して検証すること。たとえば、探検家には、砂漠の遺跡を発掘する考古学者や新種の生物を見つける学者などがいる。面白いところでは宇宙飛行士も探検家にあてはまるという。たしかに、宇宙…
極細のぺんてる筆で作られる異常なほど細かい細密画(後編)
■20年「ぺんてる筆」を愛用し続けているMIZOさん独自の描き方「ぺんてる筆」極細一本だけで、細密画を描きあげるMIZOさんには、独自のやり方がある。 新品の「ぺんてる筆」極細をおろして、いきなりは描かない。最初に「慣らし」の作業から入る。まず軸部分を少し押して
極細のぺんてる筆で作られる異常なほど細かい細密画(前編)
この絵を見て、筆ペンで描いていると思う人は、まずいないと思う。【画像はクリックすると拡大表示できます】作品を前にしてそう説明されたが、私も信じられなかった。というのも、絵の中には1mmにも満たない繊細な線が異常なほどに描きこまれているし、その一本一本の筆跡
オレンズのカラーバリエーションにはルールがあった
2014年2月に鮮烈なデビューを飾った「オレンズ0.2mm」。製図用シャープペンでは、かつて0.2mmタイプはあったものの、あくまでもプロ向けというものだった。0.2mmシャープペンの存在は一般にはあまり知られていなかった。そのためだろうか、「オレンズ0.2mm」を見た多く
なめらかビクーニャインキがより身近になった
今やボールペンというと、それはもはや「なめらか油性ボールペン」のことを指すくらいに、すっかり私たちの仕事、生活に浸透している。このことはデータでも裏付けられている。全国の小売店POSデータによると、2013年の後半から、これまでの油性ボールペンよりなめらか油性ボ
“思いどおりにならない思いどおり” 建築家 谷尻 誠の思考法
谷尻さんの作品を見ると、美しいとか格好いいというものを飛び越えて、心を揺さぶられるものがある。見るものに無条件に感動を提供する建築家の谷尻 誠さん。日本のみならず世界からも注目を集めている人物だ。建築に軸足をおきつつ、活動フィールドはインテリア、CM、プロダ
「ぺぺ&ルル」生みの親、宮永岳彦 表現の世界
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ぺんてるの製品は、サインペンやボールペンなどの筆記具をはじめ、えのぐやクレヨンといった画材など、大変に幅広い。様々なジャンルの製品があるものの、それらを 1 つのキーワードでくくることができる。それは、人が「表現する」時に手にする道具であるということ。そうし
もうひとつの世界を作り出している 緑色のサインペン
世の中のありとあらゆるものを「拡張」する川田十夢(かわだ・とむ)さん。「BUMP OF CHICKEN」のポスターをスマホでかざすと、ポスターの中のいくつもの額縁が次々に壁から離れ全方位に飛び出していく。リアルの世界のポスターは、なにひとつ動いていないのに、スマホに映し
デジタルでは伝えられないおいしさ。〜オイルパスで表現するチョークアート〜(後編)
「チョークアート」作家、そして日本チョークアート協会理事長(現顧問)株式会社アーティチョーク代表取締役でもある栗田貴子さん■「チョークアート」の描き方「チョークアート」は、専用の「チョークアートボード」という専用の黒い板に描かれる。ベースはMDFという集成材
デジタルでは伝えられないおいしさ。〜オイルパスで表現するチョークアート〜(前編)
「チョークアート」。その名前は、はじめて聞くかもしれないが、実は私たちの回りにたくさん存在している。 スターバックスカフェ等やレストランの店頭などで黒板にチョークのようなもので描かれ た看板のことだ。おいしそうに描かれた料理や温かさまで伝わってくるコーヒー
ぺんてる筆で描かれる現代版水墨画の世界
「私の仕事は、登場人物のキャラクターに芝居をつけることなんです」そう語るのは、アニメーターの羽山淳一さん。「北斗の拳(1987年)」、「ジョジョの奇妙な冒険(OVA:1993年~1994年、2000年~2002年)」、「ボトムズファインダー(2010年)」などなど、数々のアニメーシ