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■Kさんがぺんてる「ノックル」を愛用する理由
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「ツクモeX.」のホワイトボード職人Kさん

「ふだん、こんな感じで描いているんです。」
そう言って、ホワイトボードをテーブルに置いて、慣れた手つきで「ノックル」を手に描きはじめた。
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店では、担当売り場のレジでお客さんがいない時を見計らって描いているという。一枚のPOPを仕上げるのにかかる時間はおよそ20分〜1時間。お客さんが来れば描くのを中断して接客をする。いつも接客の合間に描いているせいだろうか、描いている途中に私が色々と話しかけてもそれにちゃんと応えつつ、ノックルを走らせるスピードは全く変わらなかった。
POPを描く時は、頭の中で大体の構想を練って、ホワイトボードに向かうと迷いなく「ノックル」を走らせるという。

描きこみが進んでいくと、Kさんは小指をボードの上に器用に立てて、描かれたところに触れないようにしてペンを走らせていた。
これは描いたところに指が少しでも触れるとせっかく描いた筆跡が消えてしまうからだ。
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『これまで色々なメーカーのボードマーカーを使ってきました。その中で一番しっくりきたのがぺんてるの「ノックル」でした。
他のボードマーカーはインクの残りが少なくなると、筆跡がうすくなってしまうんです。「ノックル」はインクが少なくなっても、後端をノックすることで筆跡はずっと濃いまま描けます。それがとても気持ちいいんです。主線をしっかり描きたいので、かすれるのは困ります。それから、かすれるマーカーだと捨てるタイミングを逸してしまいます。ついついもったいなくて、かすれたマーカーで描き続けてしまうのですが、「ノックル」だと、そのタイミングがわかりやすいんです。』

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そう話しながらも「ノックル」を走らせる手は止まることなく、メインキャラクターの「つくもたん」がものの10分ほどで仕上げられた。

また、「ノックル」は重ね塗りしても、すでに塗った所がかすれずに描ける点も気に入っているという。

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Kさんが日頃から愛用している「ノックル」

ちょっと意外だったのは、にじみについて。
にじみとは、万年筆などのインクが紙の繊維に染みこんでいくときに生じるものだ。ホワイトボードにマーカーのインクは浸透しないので、にじみ問題は皆無かと思っていた。

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Kさんいわく、ボードマーカーにもにじみはあり得るという。描いた後に筆跡がにじんでじわりじわりと広がってしまうそうだ。
影などを表現する際、間隔の狭い線をたくさん描きこむことがある。しばらくすると、線と線の間のすき間が筆跡のインクのにじみで埋まってしまうことがあるそうだ。
「ノックル」では、そのにじみがないという。細かな部分まで描き込んでいるKさんならではのこだわりだ。

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Kさんが、ふだん愛用しているのは左側の「ノックル」細字の黒(丸芯)。
細字で描いた上から中字で重ねて描いて線を強調する時も、「ノックル」ならカスレが出ない。



■消すことが前提となる作品
一時間近くかけて描いた大作であっても、いずれは消してしまう。それがホワイトボードの宿命だ。現在は、POPを店頭に掲示して1週間経ったら、消して次のPOPを描くという。
さすがに1週間経つと、擦れたりして絵が消えてしまうことがあるからだそうだ。

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せっかく描いたものを消してしまうことに抵抗感や未練はないのだろうか?

「そんなにありません。描いたら記録のために写真を撮ってすぐに消してしまいます」と意外とアッサリしていた。Kさんは、自分が描いたPOPがネット上で話題になることの方がうれしいそうだ。
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今まで描いたPOPを写真プリントしたものとKさん

ちなみに、Kさんには独自の消し方がある。タップリと塗り込んだりすると、通常のイレーサーではキレイに消しきれないことがある。
そんな時は、店内の掃除にも使っている「消毒用エタノール」を布に湿らせて拭いていく。これだと、イレーサーでは消しきれないところまでキレイにできるという。
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Kさんがホワイトボードをキレイにする時に使っている、消毒用エタノール

最後に、Kさんにとって「ノックル」とは、どんな存在かお聞きした。
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『仕事で欠かせない存在です。仕事の中で自分を表現できるツールだと思っています。今では週一回で更新する私のPOPは社内の人たちからはもちろん、お客さんの間でもすっかり定着しています。次はどんな絵になるのだろうという期待が大きいので、どんなネタでいこうかと、いつもネタ探しに困っています。(汗)でも、「ノックル」で描いている時間はとても楽しいですね。』

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土橋が注目したポイント
  • 多くの人に注目されているKさんのホワイトボードPOP。もし、紙で描いていたら、その反応は少し違っていたかもしれない。「ボードマーカー」は消せてしまう、消すことが前提である。もちろん、Kさんのウィットに富んだネタや描画力が前提だが、消えてなくなってしまう、その「はかなさ」が多くの人の注目をより高めているようにも感じた。


*前編はコチラ


「ノックル〈太字〉」商品詳細ページ
http://www.pentel.co.jp/products/spiritbasedmarkers/whitebordmarkers/knocklefutoji/

「ノックル〈中字〉」商品詳細ページ
http://www.pentel.co.jp/products/spiritbasedmarkers/whitebordmarkers/knocklechuji/

「ノックル〈細字〉」商品詳細ページ
http://www.pentel.co.jp/products/spiritbasedmarkers/whitebordmarkers/knocklehosoji/



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