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アニメやゲームなどのキャラクターボイスを担当する声優、テレビ番組やCMのナレーター、ラジオパーソナリティをはじめ、声を使った表現をベースに幅広く活躍されている諏訪部 順一さん。
その実績はすさまじく、ウィキペディアをみると、画面を何度もスクロールしなくてはならないほど。
声優としての出演作を挙げていくと、「テニスの王子様」(跡部景吾 役)「黒子のバスケ」(青峰大輝 役)、僕のヒーローアカデミア」(相澤消太 役)弱虫ペダル(寒咲通司 役)「黒執事(葬儀屋 役)、うたの☆プリンスさまっ♪(神宮寺レン 役)スペース☆ダンディ(ダンディ 役)FINALFANTASY X(シーモア・グアド 役)ストリートファイターV(バルログ 役)等々、多くの人気作品のタイトルが続々出てくる。
そんな諏訪部さんが活動するフィールドは声だけにはとどまらず、自身の企画で音楽やTV番組の制作も行い、しかもそのCDジャケットやタイトルロゴのデザインまで手がけている。今回の取材では、そうした幅広い表現活動で愛用されている文具をはじめとする道具についてお話をお伺いした。

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CD・DVDも出されている諏訪部さん。
ジャケットの題字も諏訪部さんが書いたものだ。


■諏訪部さんとぺんてるが出会うきっかけとなったペン

ぺんてるのカスタマイズペン「アイプラス」。シンプルなボディに豊富なカラーバリエーションがある。お気に入りのボディを選び、好きなリフィルを複数セットして自分好みの多機能ペンを作ることができる。
その「アイプラス」と「うたの☆プリンスさまっ♪」のコラボモデルが2015年2月限定発売された。ペンのボディには作品に登場する11人のキャラクターそれぞれをイメージしたデザインが施されている。そのひとつに諏訪部さんが声を担当する神宮寺レンのモデルがある
諏訪部さんご本人も実際に使われていて、そのリフィルのセレクトがファンの間で大きな話題を呼んだ。中にセットしたリフィルは、黒と赤以外はすべてオレンジ系の色。具体的には「オレンジ」、「キャロットオレンジ」、「コーラルオレンジ」だ。
なぜ諏訪部さんがこれらの色を組み合わせたのかと言うと、アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの物語中、アイドルグループの一員として活動している神宮寺レンのイメージカラーがオレンジだから。
ご本人のツイッターでその仕様の「アイプラス」を写真とともに紹介したところ、ふだんはそれほど動かないこれらオレンジ系のリフィルに人気が集まり、欠品を起こしてしまったそうだ。影響力のすさまじさがわかるエピソードである。
 
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「うたの☆プリンスさまっ♪×アイプラス」コラボペンは、すでに販売終了。


 ■諏訪部さん愛用の仕事道具
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ナレーションの時には必ず使うというストップウォッチ

私たちが普段見ているアニメやテレビ番組などの制作現場で、声優やナレーターとして関わっている諏訪部さんは、一体どのような道具を使っているのだろうか。
諏訪部さんには、長年愛用している仕事道具がいくつかあるという。まず見せていただいたのはストップウォッチ。ふだん私たちが目にするものとは少々違うものだ。
セイコーの「サウンドプロデューサーというモデルで、テレビやラジオなどの放送現場で多くのプロたちの仕事を支えているのだという。諏訪部さんが現在使っているものは、パートナー歴15年ほど。液晶画面のガラスカバーは外れ、ボディ表面のツヤもすっかり無くなってしまっているが、長年かけて諏訪部さんの手の中で磨き上げられた、道具としての美しさがある。
一般的なストップウォッチは経過した時間を計るだけだが、このサウンドプロデューサーには60進法の計算機をはじめ様々な機能が搭載されている。自由に残り時間を設定出来るカウントダウンタイマーは、ラジオで音楽を流す際にイントロの中で曲紹介を行う時などに重宝するとの事。どのボタンを押してもクリック音が出ないようになっているノイズレスなところも、放送業界で重宝されるプロ仕様ならでは。
 
そして、イヤホンもこだわりのアイテムを使っている。ナレーションやラジオ番組などの収録時、自分の声やVTR内の音、ディレクターの指示などを聞く必要がある場合に使用するという。諏訪部さんは以前ヘッドホンを使っていたが、長時間装着していると圧迫でどうしても疲れてしまうのと、持ち運ぶ際にかさばるのがネックで、インナーイヤータイプのイヤホンに変えたのだという。
そのイヤホンはソニー「MDR-EX800ST」というモデルで、どの音域もナチュラルに聴こえるというモニター系のサウンドが特徴。こちらもプロ仕様の品だ。
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ナチュラルな音がモニター用に適しているという
お気に入りのイヤホン(ソニーMDR EX800ST)

■ナレーション原稿に息吹をふき込む「赤のサインペン」
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そして、ナレーション収録の際にこれは欠かせないアイテムとペンケースからサッと取り出したのが、ぺんてる「サインペン」の赤だった。
諏訪部さんがこの「サインペン」を最も使うのはナレーション原稿を下読みする時。しっかりと伝えるべき部分や盛り上げる部分などを視覚的にわかりやすくするようチェックを入れていく。また、ラジオ番組の収録時には、リスナーからのお便りの文章の気になる部分にアンダーラインを引く。20年以上に渡り、「サインペン」は諏訪部さんの仕事を影で支えているのである。
使い始めたきっかけは、ナレーションの仕事をはじめた頃、スタジオにぺんてるの「サインペン」が置いてあることが圧倒的に多かったから。自然と手にして使い始めたところ、インクの発色も書き心地も程良く、自分でも購入して使うようになったのだという。
その普遍的でシンプルなデザインも気に入っているという諏訪部さん。インクが無くなって困らないよう、常に予備として新品を1本ペンケースに忍ばせているという。
 
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このように強調すべき言葉にマークをつけたり、
何秒から話し始め、何秒に終わるといったタイムカウントも書き込まれる
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土橋が注目したポイント
  • ぺんてるの「サインペン」は俗に「アノニマス(匿名的)」なペンだとよく言われている。ぺんてるの商品ということよりも「あの形」であることや、「サインペン」というカテゴリー名の方がむしろ認識されている。まるでいつも私たちの周りにある空気のような存在のペンだ。諏訪部さんの場合もスタジオに常にあり、それを手にしているうちにいつの間にか愛用品になっていった。このエピソードは、実に「アノニマス」的だと感じた。
     
*後編ではアニメの台本に書き込むペン、そして諏訪部さんの表現ツールである筆ペンへと話が進んでいきます。
 
 
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     ■諏訪部順一さん ツイッター https://twitter.com/my_murmur


「サインペン」商品詳細ページ
http://www.pentel.co.jp/products/signpen/pentelsignpen/

「アイプラス5本用本体」商品詳細ページ
http://www.pentel.co.jp/products/customizedpens/iplus5/


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