energel_blog_01
私の中で油性ボールペンはこういう書き味、ゲルインクボールペンはこういう書き味というものがある。
具体的に言うと、油性ボールペンはペン先を紙の上にのせた時に、ボールと紙との間に、まさに油のようなクッション的な感覚があり、ペン先を走らせたときは少々まったりとしている。一方、ゲルインクボールペンは基本成分が水性ということもあり、紙の上にのせた時の感覚に油性のようなクッション感はなく、コツコツとボールが直接紙に当たっている感覚がある。そして、ペン先はサラサラと走っていく。

エナージェル」は、インクの成分としてはゲルインクに属する。しかし、この書き味はふつうのゲルインクとは大きく違う。
それは、まるで油性のようなクッション感があり、それでいて滑らかさに溢れている。


energel_blog_02
そういう意味で、私にとって「エナージェル」は「油性」、「ゲルインク」とは別の「エナージェル」スタイルの書き味が別個にあると明確に認識している。


■新タイプが登場
energel_blog_03
その「エナージェル」の中でも人気シリーズのノックタイプにNEWタイプが登場した。
これまでボール径は0.5mmと0.7mmだけだったが、0.3mm、0.4mm、そして1.0mmがラインナップに加わることになった。
エナージェル」ライティングが様々なシチュエーションで楽しめる訳だ。
energel_blog_05


■なめらかな書き味の秘密
energel_blog_06
先ほども触れたが、「エナージェル」のインク成分はゲルインクだ。なのに他のゲルインクよりもなぜ滑らかに書けるのだろうか?
その点をぺんてるのエナージェル企画担当の丸山雄太さんにお聞きしてみた。

詳しい成分までは教えてもらえなかったが、インクには滑らかさを出すための特別な溶剤が配合されているという。しかも、その配合具合が半端でなく、たっぷりと含まれているそうなのだ。たっぷりとなると、たしかに滑らかさは出るが、一方で発色度などにも影響を与えてしまう面も出てくる。それらの問題をひとつひとつ解決して、バランスを整えているのだそうだ。

滑らかさを出しているもうひとつポイントは、インクの突出量を多めにしている点。
つまりインクがペン先から出てくる量がより多く設定されている。

■筆跡がクッキリ、インクの速乾性の秘密
energel_blog_07
インクをたっぷりだすと、よくおこりがちなのが紙に書いた時に筆跡がじんわりとにじんでしまうこと。
しかし、「エナージェル」の筆跡はクッキリしていて、しかも、書きたてホヤホヤのインクでもすぐさま乾いてしまう。
これもインクに理由があるそうだ。

通常のインクは紙の上に書くと、横方向にインクが染みこんでいく特性がある。しかし、「エナージェル」のインクはちょっと変わっていて、インクが紙の横方向ではなく下方向、つまり紙の内側に素早く染みこんでいくという特性を持っている。
energel_blog
だから、インクが紙の中で層を作るように重なり合うようになり、濃くクッキリとした筆跡が作られる。インクが表面にとどまるよりも、紙の内側にどんどん入っていくので、筆跡の速乾性にもつながっているという訳なのだ。


energel_blog_08 
energel_blog_09
energel_blog_010


■“オトナ”ペンとしての「エナージェル」
energel_blog_011

エナージェル」が他のゲルインクボールペンと一線を画しているのは、書き味だけはない。デザイン面でもそうだ。
エナージェル」のクリップは、この価格帯のペンには珍しくメタル製を採用している。クリップは、ペンの第一印象を与える部分でもある。その点で、「大人ペン」としてふさわしいデザインになっている。

「“オトナ”ペン」ということで言えば、私自身「書く」ことの位置づけが若い頃と比べて違ってきているように思う。
学生の頃は学校の勉強などで書くことが多かった。当時は「書く」ことが「キレイにまとめる」ことだった。それが大人になると、キレイにまとめることに加え、アイデアをたくさん出して企画をまとめるなど良質のアウトプットが求められてくる。「書く」ことが「考える」ことにもなってきたのだ。考えには流れがあり、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと試行錯誤を繰り返して進んで行く。最終的にたどり着く「結論」も、もちろん大切だが、そこに至るまでの考えの経緯というものも重要になってくる。消さずにそれらを残していくことで自分の考えをしっかりと振り返ることができるようになる。

エナージェル」のクッキリとした筆跡、そして思考の流れにもしっかりとついていくなめらかな書き味は「“オトナ”の書く」に相応しいと思う。



energel_blog_012



「土橋の気になったポイント」

 
0.3mm.0.4mm、1.0mm の登場で「エナージェル」の書き味を様々なシーンで味わえるようになる。 
 ・ 独自のインクレシピにより生み出される「エナージェル ライティング」。
 ・
「“オトナ”の書く」にも対応したクッキリとした筆跡&なめらかな書き味。