私の文具選びのポイントのひとつに、「価格が適正であること」というのがある。
たとえば、なにかブランドロゴが付いたことで価格が上がってしまうというのは、あまりお金を払う気がしない。それよりも本質的なところにお金を注ぎ込んで、この価格になりました、という方が喜んで財布を開きたくなる。
今回取り上げる「VICUÑA EX(ビクーニャ イーエックス)」。これは「VICUÑA(ビクーニャ)」の黒・赤ボールペン(0.7mm)と0.5mmシャープペンを搭載した多機能ペン。このペンの価格、適正という点でいうと、実はそうでもない。
どういうことかと言うと、作り込みすぎてコストがかさんで本来は1,500円くらいで販売すべきところをグッとこらえて1,000円で抑えているというものなのだ。つまり、利益を圧縮してくれているということになる。
これは「価格適正派」の私としても、とてもうれしいことである。
これは「価格適正派」の私としても、とてもうれしいことである。
■書きやすさを追求した「低重心」
では、どの部分にそんなにコストを掛けたのか。
では、どの部分にそんなにコストを掛けたのか。
それはボディの前軸。と言っても、外から見ても分からない。ボディを引っ張って分解してみる。
前軸の内側を見てみると、外側はプラスチックパーツ、そしてその内側が金属パーツになっているのがわかる。この金属には真鍮が使われている。この2層構造にコストがかかっているのだ。ちなみに後軸の内側は2層構造にはなっていない。
前軸の内側を見てみると、外側はプラスチックパーツ、そしてその内側が金属パーツになっているのがわかる。この金属には真鍮が使われている。この2層構造にコストがかかっているのだ。ちなみに後軸の内側は2層構造にはなっていない。
なにゆえ前軸だけ2層構造にしているのかと言うと、適度な重みを出すためだ。
ペンは手に持って書くので、あまり重いのはいけない。ならば、軽ければいいかというと、必ずしもそうでもない。要は、適度な「重さ」と「バランス」が保たれていることが大切。
ペンは手に持って書くので、あまり重いのはいけない。ならば、軽ければいいかというと、必ずしもそうでもない。要は、適度な「重さ」と「バランス」が保たれていることが大切。
前軸に真鍮があることで、ペンの前側だけがわずかに重くなる。これを「低重心」という。
試しにやじろべいのようにしてみると、重心がほんのわずかだが、前に来ているのがわかる。
特に今回のような多機能ペンは、色々なペンを繰り出すメカがボディの後側にあるので、その分ペンの後側が重くなりがち。そこを、「低重心」にしているのだ。
2,000円や3,000円クラスのペンであれば、こうした作りはよく見かける。
ただ、1,000円クラスのペンでは、ほとんどお目にかかれない。
試しにやじろべいのようにしてみると、重心がほんのわずかだが、前に来ているのがわかる。
特に今回のような多機能ペンは、色々なペンを繰り出すメカがボディの後側にあるので、その分ペンの後側が重くなりがち。そこを、「低重心」にしているのだ。
2,000円や3,000円クラスのペンであれば、こうした作りはよく見かける。
ただ、1,000円クラスのペンでは、ほとんどお目にかかれない。
■重みを味方につけた気持ちいい書き味
「低重心」の何がいいのか。それは、ペンの前側が重いので、ペンを手にした時にペン先が自然に下を向く。つまり、書く時に自然な握り心地になる訳だ。
この「低重心」というものは、使い始めてすぐに感じられるものというよりかは、2〜3週間くらい使い続けている中で、ある時にフト感じるというものである。ご存じのように、ビクーニャは滑らかに書けるボールペン。それを、この「低重心」でさらにたっぷりと味わえるようになる。
言わば、重みを味方につけた滑らかさ。
「低重心」の何がいいのか。それは、ペンの前側が重いので、ペンを手にした時にペン先が自然に下を向く。つまり、書く時に自然な握り心地になる訳だ。
この「低重心」というものは、使い始めてすぐに感じられるものというよりかは、2〜3週間くらい使い続けている中で、ある時にフト感じるというものである。ご存じのように、ビクーニャは滑らかに書けるボールペン。それを、この「低重心」でさらにたっぷりと味わえるようになる。
言わば、重みを味方につけた滑らかさ。
■社内会議から勝負商談までこれ一本でいける
今回、ビクーニャイーエックスにバイオレットとパールホワイトの新色がラインナップされた。
いずれも深みのあるカラーで穏やかな輝きがある。
いずれも深みのあるカラーで穏やかな輝きがある。
メタルのクリップ、ペントップにより見ための重厚感があるので、大切な商談という時にも十分さまになるTPOをわきまえたペンである。
このオーバークオリティの書き味を一度味わってみてはいかがだろうか。
土橋の気になったポイント■ 心地よさを追求した低重心■ いつものビクーニャとは、ひと味違う書き味■ 大切な商談でもOK
ビクーニャイーエックス商品詳細ページ
http://www.pentel.co.jp/products/ballpointpens/oilbased/vicunaex/
☆2014年1月15日に新色発売☆
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